底地(賃宅地)を売却するための準備できていますか?
底地(貸宅地)は地主様にとって有効活用が難しく、不利益な土地と言えます。そのため、貸宅地は早々に売却や整理をしておくのがおすすめです。底地(貸宅地)の整理方法には、主に下記の方法があります。
生前貸宅地整理
貸地借地の詳細な事情を把握している地主様がご存命中の間に、底地の売却もしくは交換、借地権の買い戻し、相続発生後の準備などをしておくことです。
底地の問題は多岐にわたり、なかには複数の人と共有している底地もあります。共有している底地は、持分のみの売却よりも共有物分割のほうが売却価格は高くなるなど底地によって最善となる解決策は異なります。
生前貸宅地整理は時間に余裕があるため、ご自身にとって利益のある方法を選べる、次の世代に問題を残さないなどのメリットを得られます。また、貸宅地を整理した後は資産を再投資したり、相続税対策にあてたりと様々な有効活用が可能です。
相続発生時整理
地主様の相続が発生した後、どのように相続税の支払い資金を作るか対策を講じる方法です。しかし、この方法は貸宅地に様々なリスクが存在します。
物納によって相続税を支払おうにも物納できないことが多く、さらに時間に余裕がないため、売却の場合は買主から不利益な条件を提示される可能性があります。そのため、損失を軽減するためにもしっかりと最善策を見極めることが必要です。
物納対策
相続が発生した際に物納をすると決めている場合、事前に準備を進めておく方法です。
貸宅地は第三者の権利があるため、更地とは異なり様々な要件を満たさなければなりません。そのためにも、まずは物納適否を確認し、要件を満たしていない場合は適格化のための準備をします。
物納に必要な条件を満たしていない場合は、早めの生前貸宅地整理がおすすめです。